国際通訳株式会社
        Kokusai Interpreting Co., Ltd.
中林紀子(Ms.Noriko Nakabayashi)さんのご紹介
「La mia vita in italia(私のイタリアライフ)」

皆さん、始めまして。
私は、フィレンツェ在住6年目の中林 紀子と申します。
20代より旅行をこよなく愛し、就職先は旅行会社。退職してべたにイタリアに語学留学で来たがもともと予定は1年だけのはずだった・・・が早6年。 今は、主に現地旅行関係の仕事に就きながら、通訳・翻訳、業者アテンド、記事等を書きつつソムリエの資格の取得に励んでいます。 国際通訳さんとの出会いはもう数年前になりますが、現地通信員として記事を書き始めて今週で連載が144回目となります。 担当の方より、「中林さんのサイトを作りませんか?好きに書いてもらって結構ですよ。」と、大変嬉しいお話しがいただきました・・・が昨年の事です(苦笑)。あまりにも多忙な毎日だった為、アイデアや書きたい旅記はいくつか用意してはいるのですが、なかなかパソコンの前に腰を据えて文字で表す事ができず今日に至ってしまいました。7月に一時帰国をしてリフレッシュしたのを機会に筆をとることに、いえ、パソコンの前にじっくり座ってみる事にしました。国際通訳さんのお言葉に甘えて、記事と関連したものから旅行記やこちらに住んでいて感じる事などジャンル問わず、ざっくばらんに肩肘張らずに自然に語っていけたらと思います。 頻繁に書けるかどうか、私自身自信がありませんが、末永くご愛顧のほど宜しくお願いします。

「夏景色3」を書いていて、あまりにも長くなってしまったのでそれをマイサイトに載せる事にしたのがきっかけなんて言ったら怒られそうですが、さくっと読んでいただけると嬉しいです。

先週末に、早朝の仕事のみであとはフリーの日が1日あったので、知人と「どこか海に行こうか?」となった。2004年のブルーガイドが奨励する、トスカーナ州お勧め7海岸の1つに行こうかな?と地図を広げ、知り合いのドライバーさん達に聞いてみたが、いずれも車なしでは行けない場所ばかりだと言われた。「が〜ん」とショックを受けていると、ドライバーのジュセッペさんが、「ここなら電車で行けて、駅からすぐの所に砂浜があるよ。」と、小さな街「サン・ヴィンチェンツォ」を紹介してくれた。 出発の前夜に何気なく広げていたイタリアのガイドブックに、サン・ヴィンチェンツォにはあの有名なレストラン「ガンベロ・ロッソ」があると書いてあった。もうどこの日本雑誌に載っていたか覚えていないが、特集で載っていたなぁと思いながら「prezzi alti」(高額)と書かれていた所が目に入った。さて、いかほどなんだろうか?

ジュセッペさんの言うように、駅から数分歩くと海が見えてきた。さて、時計は12時半を指そうとしている。「そろそろお昼?」とお腹が言い出していた頃、目に「ガンベロ・ロッソ」の文字が入ってきた。さて、「噂の料理のお値段は?」と友人と中を覗いてみたが、メニューが見当たらない。12時半を回るのを待ち、恥ずかしさを「ぽ〜ん」と捨てて、「メニューを見せていただけますか?」とカメリエーレに聞いてみた。きっと、「なんだこの東洋人は?」と思ったことでしょう。メニューを恐る恐る開けてみると、くらっときた。プリモピアット(一皿目)で30ユーロ以上は軽くしていた。あのレストランオリジナルの伝説のラザニアが45ユーロ・・・。意外とセコンドピアット(2皿目、メイン料理)が安くって、35ユーロからだった。知人と二人、ぶら下った木製の操り人形のように無気力に棒立ちしていたが、「一生に一回だけだ!」と入る事にした。悲しいかな、オーダーは二人で前菜、プリモ、セコンドをひと皿ずつ。そうすると、フランチェスコというおそらくカメリエーレのトップだろう、私に聞いてきた。「お二人で分けられるのであれば、キッチンでお皿を分けてきましょうか?」と。少しずつの量だったが、それぞれ綺麗に分けて持ってきてくれた。ラザニアの他にもうひとつ有名な海老とエジプト豆を使ったスープをオーダーしたが、それぞれ一人前分ぐらいの量をサービスしてくれた(上にのっていた海老さんはやはり少なかったが)。 現在、私はソムリエの勉強をしているのもあって、知人にお願いしてさほど高くはなかったのでか・な・り・予算オーバーだったが、ワインを頼む事にした。お勧めはボルゲリの白ワイン。大満足の味と香りだった。文句なし!サービス・料理・これまた美味しいワインで楽しい時を過ごして現実の「お会計」の時が来た。「支払い方法は?」と聞かれたので、「ピーン」ときた私は「現金で。」と即座に答えた。イタリアでは現金支払いが大変好まれる。理由は、彼らのサービスに感謝してふせておきましょう。ひもじいオーダー量だったのにも関わらず、さらに少し安くしてくれた。最後に「入店時は失礼な事を聞いてすみませんでした」と伝えると、「いいえ、貴方は正しい事をしました」と言ってくれた。

数日後、紹介してもらったドライバーさんにレストランの話をすると、彼の知人がその街に家を持っているそうで、ある日、その知人は他の友人達と一緒に食事にと、同じレストランに入ったらしい。ただ、メニューを見た瞬間全員真っ青になり、カメリエーレがいないのを見計らって飛んで逃げたらしい(苦笑)。 私達が入店した時は誰もいなかったのですが、13時近くになるといかにもお金持ちの「メニューの金額には興味はない」といったような客がたくさん入ってきた。いずれも予約済みの客だったようだ。その中、私達は・・・。なにはともかく、楽しい食事の後は「昼寝だ!」いえ、「海だ!」と、いや、その前に「ジュセッペさん」ということで彼に電話をした。彼も来ると前日に聞いていたのだ。待ち合わせて「お茶」をしようと約束をしていた。お茶ならぬ、アイスクリームを食べて、お勧めの隠れビーチに向かった。そこで別れて私達は海へ。海の美しさは期待通りとまではいかなかったが、長い砂浜と照り付ける太陽が迎えてくれた。この日は空に雲一つない日だった。それだけで十分だった・・・がパラソルは必要だった。日陰がある事に期待していた私達(これだから貧乏はいけない)は持ってきていなかったのだ。海ではしゃぎまくった後、やむを得ず砂浜で焦げる事にした。過ぎる事一時間。「ジリジリ」と皮膚が悲鳴をあげていた。西日の強さに耐えられず、片付けて電車の出発時間まで市内をぶらぶらする事しばらく・・・シーフードのいい臭いがしてきた。私達はまるで「探検隊」のように嗅覚を頼りにこの出所を捜しだした。それほど素晴らしい香りだったのだ!私は、「実は・・・」と知人に切り出した「シーフードがたっぷりのったパスタが食べたい」と・・・。決してお昼に満足していなかった訳ではないが、庶民派の私としては「庶民の食べる一般シーフード料理」に飢えていたのだ。そう、魚介類がたくさんのったアルデンテのパスタが・・・。了承してくれた知人と共に再探索。しかしその香りの出所は発見できなかった。もしかしたら「ガンベロ・ロッソ」からだったのだろうか?ジュセッペさんに再度電話をしてお勧めのレストランを聞いたがそれもなぜか?見つからず、結局短いメイン通りに面するベタなレストラン(それでも一番込んでいる所にした)に入った。待つ事一時間。やっと待ちに待ったパスタが。「・・・なんだ?これは・・・」シーフードならぬ、タコスパゲティだった。ミニミニアサリがタコの下にあったがなんと少ない事か。不完全燃焼?な夕食を終えて、今夜はビーチで花火があると聞いていたがフィレンツェ行きの最終に間に合わなくなるので諦めて駅に向かった。 日本滞在中に腰と右膝を痛めて、実はまだ痛みます。その為に安静にとじっとしている毎日ですがストレスがたまってきて、とうとう海に飛び出した日でした。ああ、またじりじりしてきた今日この頃。来週辺りに飛び出すか?!日本でお勧めの海岸ありますか?お勧めあったら教えて下さい。写真付だと大歓迎です。お待ちしております。
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